さあ、カッパドキアツアーの始まりです。リーダーは気さくで少しだけ渋めの映画俳優ふう。メンバーはフランスの女の子2人・同3人家族・香港の女の子3人と我々と言う多国籍グル−プ。フランスの女の子2人が英語が全然わからないので、仏語でも説明する事になりました(ズルイな)。ツアーリーダーは2回説明で大変そう。
この洞窟住居を輪切りにしたような穴だらけの岩山は、崩壊が激しく立入禁止区域もちらほら。ここの住人は平地に移り住んでいますが、内部はそのまま残されていて生活の様子がよくわかります。
この岩の中を上に行ったり横に行ったりして回るのですが、岩全体にひびがはいてっていて見るからに落ちそうな所もあったりする。狭いところをくぐり抜けたりよじ登ったり飛び降りたり、と結構ハードです。真っ暗な長い穴では、全員で手をつないで体をかがめながらそろりそろりと進んでいきます。言葉は通じなくともみんな仲良くなります。
文字はありませんでしたが、こんな絵が書かれていました。
これはギョレメと言う村にある岩窟教会のフレスコ画です。イスラム教徒の侵略を受けた後も熱心なキリスト教徒はこのような岩穴や地下都市に移り住んで密かに信仰を守り続けたそうです。絵は単純で稚拙ですがそれゆえかえってリアリティがある。やむなく隠れて信仰を続けた信者の苦悩がうかがえます。