駅で両替して今日の宿を探すべく町の中心ロシオ広場に向かいます。12月なのに太陽がまぶしい。ちょっと生臭い潮の香りが港町であることを伺わせます。
少し歩くと入り組んだ路地で早速道に迷ってしまいます。
石段の多い坂,細く入り組んだ道,白かべがはげ落ちそうな建物の間を迷路のように走る石畳の小道,窓から顔を出して手を伸ばせば届きいそうな向かいの建物に向かって話しかける老婆,共同洗濯場,大工職人,床屋さん,焼き栗売り,頭にかごをのせて魚を売り歩く女性の響き,その間を子供たちが駆け抜け,両側からせめよる建物に区切られて狭い空には洗濯物が翻り,そのむこうには抜けるような青空,窓辺におかれたゼラニウム・・・・・
ここは,アルファマと呼ばれるところで、昔ながらのたたずまいを残す町並み,人々が普通に生活しています。
床屋さん
大工
おばさんは窓から異邦人の私を見てなにを思っているのか?
バル