こんなところまで,と思わず言いたくなってしまうような細い道,急な坂道まで路面電車が入り込んでいます。突然,ゴーと言う音とともに路地の角から現れ,坂の向こうに消えていきます。もう何十年も働いている,木造のモータ音がやたらうるさい、けれどかわいい電車です。
宿探しも忘れて,訳もなくうろついていると突然景色が開けました。アルファマの入り組んだ家並みのむこうにテージョ川が見えます。青い空がすがすがしい。
坂の町リスボンにはケーブルカーが所々にあります。でも歩く速さとたいして変わらない。
いつしか丘の上の城跡のようなところに・・・・・ここはサンジョルジュ城。リスボンの町が一望でき人々の営みがかいまみれます。背後ではテージョ側の大きな河口が見える。
丘をおり,ロシオ広場に向かいます。今日の宿は場末のバルの4階のペンションに決めました。