申し訳程度のベンチが備えられているだけで、
注意しないと海にドボンと落ちてしまいそうです。
もっともスピードもゆっくりなので 波が高くなければあまり心配なさそうです。
来たときと同じように大またぎでまたいだり梯子を降りたり して船に乗り込みます。
すぐに出発。
自分の庭のようにして泳いだサランの入り江を、SeaBusはゆっくり横切って ります。
しばらくすると・・・ん?
足下をなにやらゴソゴソ動くものが?
床にあった麻縄がピンとはってゴソゴソ動き出して足をこすっているのです。
荷物固定用にほっぽらかしてあるのだと思っていたその麻縄は
舵取りを コントロールするためのワイヤだったのです。
前で船頭さん(運転手さん)がハンドルを切る毎に
ひもがピンと張って 船尾の舵が右へ左へ動く仕組みです。
まあ、なんとも素朴な作りです。