まずこの写真をみてください。奥にマリア像、手前にはなにやら梵字のような字が書かれた大きな円盤が掲げられています。
ここは、イスタンブールにあるアヤソフィア大聖堂です。元々ギリシャ正教の教会だったのですが、いわゆるコンスタンティノープルの陥落でオスマントルコに征服された後、時の王メフメット2世が壁を漆喰で塗りつぶすなどして、モスクに変えてしまいました。
50年前に博物館になった際に壁がはがされ、数々のモザイクが姿を現し今我々はこのようなおもしろいもの光景みることができるのです。
この例をみるまでもなく、トルコは東と西の異文化が混ざり合っている大変興味深いところです。イスタンブールはその中心。文明の十字路ですね。地理的にもアジアとヨーロッパの接点、それをボスフォラス海峡が隔てている。オリエント急行もここではフェリーに乗り換えたそうです。
ユーラシア大陸を東から西へ旅する人はここで初めてヨーロッパを感じ、逆に東へ向かう人はここで初めてアジアを感じ取ると言われます。
こんなところが、おもしろくないはずないですよね・・・・・