トプカプガラジ、ここはイスタンブールの長距離バスターミナルのある場所の地名なんですが、なんだかおもしろい名前ですよね。ここからはトルコ各地に向かうバスが発着します。ここへ行けば、短い日程でカッパドキアに行ける方法が見つかるかもしれません。散歩がてら行ってみることにしました。
行ってみてびっくり。おびただしい数のバス会社の広告に圧倒されます。そして人混み。その中を歩いているとちょくちょくバス会社の人に声をかけられます。そこでカッパドキアにあるいくつかの村の地名を言ってみても答えは みんな No 。オフィスを一軒一軒訪ねても No 。有名な観光地なのに、いったいどうして?
とうとう、一番最後のオフィスまで来てしまいました。ここのおじさんにユルギュップ(カッパドキアの村の一つ)に行きたいというと、ちょっと間をおいて ”大歓迎”。
やれやれ・・・・・。
いろいろ聞くと、行き帰り夜行で現地に1泊する日程で2日間まるまるカッパドキアを見ることができることがわかりました。何とか行けそうです。
会社の名前は "NIGDE" 。星の数ほどあるバス会社から選ばれた一つです。オフィスにはバスの写真が飾られていて、おじさんは空調付きだと自慢します。ボルボ製。ピンク色で日本のスキーバスのよう。わら半紙みたいな紙に赤く社名が印刷されている切符、そこに手書きで行き先と日付が書かれています。これを貴重品袋に大事にしまって、トプカプガラジを後にします。